佳麗(読み)カレイ

デジタル大辞泉 「佳麗」の意味・読み・例文・類語

か‐れい【佳麗】

[名・形動]
整っていて美しいこと。また、そのさま。
五街の楼館互に―を競う」〈服部誠一・東京新繁昌記
美しい女性。美女
後宮の―多き中に」〈浄・鵜羽産家〉
[類語]綺麗麗しい美しい秀麗端麗美麗流麗壮麗見目好い見目麗しい端整艶美艶麗あでやか妖艶豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー身綺麗美美しいきらやか鮮やか美麗華麗華美鮮麗流麗壮麗清麗優美美的見目好い見目麗しい端正端麗秀麗艶美艶麗あでやか妖麗豊麗妖美見好い小綺麗美妙典麗ビューティフルピトレスクピクチャレスクラブリービューティープリティー楚楚そそ清楚せいそ瀟洒しょうしゃあか抜けこざっぱり洒落しゃれ小洒落こじゃれスマートシックドレッシー純美玲瓏れいろう着映えきらびやか洒落しゃれ薄皮のけたよう

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精選版 日本国語大辞典 「佳麗」の意味・読み・例文・類語

か‐れい【佳麗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) ととのっていて美しいこと。奇麗なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「容姿佳麗」(出典:万葉集(8C後)二・九〇・左注)
    2. 「佳麗なる村郷城市」(出典:日本風俗備考(1833)三)
    3. [その他の文献]〔史記‐亀策伝〕
  3. 美しい女性。佳人麗人
    1. [初出の実例]「当年佳麗今何在、遠客蒼茫感慨多」(出典:東海一漚集(1375頃)一・金陵懐古)
    2. [その他の文献]〔白居易‐長恨歌〕

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普及版 字通 「佳麗」の読み・字形・画数・意味

【佳麗】かれい

美しい。美人。唐・白居易長恨歌〕詩 後宮の佳麗三千人 三千の愛、一身に在り

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