すっきり(スッキリ)とは？意味や使い方

デジタル大辞泉「すっきり」の意味・読み・例文・類語

［副］(スル)
１わだかまりがなく、気持ちのよいさま。また、よけいなものがないさま。さっぱり。「すっきり（と）した文章」「頭がすっきりする」「気分がすっきりする」
２服装・姿勢などが洗練されていて、人に好感を与えるさま。「和服をすっきり（と）着こなす」
３残るものが何もないさま。すっかり。全部。
「身代を―助六に入り上げる」〈伎・助六〉
４（あとに打消しの語を伴って用いる）ちっとも。まったく。全然。
「―通はぬ事となりて二世の約束あだとなり行く」〈浮・敗毒散・二〉
[類語]清清・さっぱり・すかっと・瀟洒しょうしゃ・清楚・楚楚・垢抜け・灰汁あく抜け・洗練・気さく・こざっぱり・さらり・洒落る・小洒落た・垢抜ける・捌さばける・スマート・シック

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〘副詞〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
① 物事のすべてにわたっていて、少しも残るところのないさまを表わす語。すっかり。
1. [初出の実例]「さても上手のかけるかけ物すっきりと眼のほしのちり薬」(出典：俳諧・伊勢山田俳諧集（1650）長抜書)
2. 「なふすっきりわしが聞ました。みな嶋八さまのがお道理じゃ」(出典：浄瑠璃・冥途の飛脚（1711頃）中)
② 言動、気持、態度に滞るものがなく、快いさまを表わす語。未練がなく、きっぱりしたさま。また、ものが見た目にさっぱりとしたさまを表わす語。さっぱりと。きちんと。
1. [初出の実例]「清平はよいすっきりとした者を用也」(出典：寛永刊本蒙求抄（1529頃）二)
2. 「すっきりした曇のない晴々しい顔が」(出典：玄武朱雀（1898）〈泉鏡花〉九)
③ ( 下に打消を伴って ) その事すべてにわたって否定するさまを表わす語。とんと。さっぱり。
1. [初出の実例]「夜となく昼となく無食素腹で祈れども、すっきりばったり験もなし」(出典：歌謡・松の葉（1703）四・丹前清玄)
2. 「何がありがたくて礼をいふのか、すっきりがてんがいぎましないと」(出典：咄本・蝶夫婦（1777）座敷上留理)

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