東京都港区元赤坂2丁目にある国賓や公賓のための宿泊所。この場所は江戸時代には紀州徳川家中屋敷の西苑(せいえん)であったが、1872年(明治5)に皇室に献上され赤坂離宮となり、73年の皇居炎上後は仮皇居となった。88年明治宮殿の竣工(しゅんこう)後は東宮御所に利用、99年からフランスの宮殿建築を模して現在の建物が建設された。耐震を考慮して建築面積の約3割が壁部分になり、構造は鉄骨・れんが造で、表面は花崗(かこう)岩が張られている。地下1階、地上2階のこの建物の建設にあたっては、明治の一流の画家、工芸家が動員され、室内装飾を華やかにしている。設計は片山東熊(かたやまとうくま)で、バロック風を基調とし新古典主義を加えている。1909年に完成、第二次世界大戦後の48年から国会図書館や内閣法制局が使用したが、67年に迎賓館に改めることになり、翌年から村野藤吾(とうご)の指導により改修工事を開始、74年に竣工。この際、谷口吉郎(よしろう)設計の和風意匠の別館が付設されている。
[工藤圭章]
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化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
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