低頭(読み)テイトウ

デジタル大辞泉 「低頭」の意味・読み・例文・類語

てい‐とう【低頭】

[名](スル)頭を低くたれること。また、頭を低く下げて礼をすること。「平身低頭
「ニャン運長久を祈らばやと、一寸―して見たが」〈漱石吾輩は猫である
[類語]御辞儀敬礼答礼握手一礼一揖会釈黙礼最敬礼叩頭叩首拝礼目礼

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精選版 日本国語大辞典 「低頭」の意味・読み・例文・類語

てい‐とう【低頭】

  1. 〘 名詞 〙 頭をさげて礼をすること。また、頭をたれること。うなだれること。ていず。
    1. [初出の実例]「挙心随喜、合掌低頭」(出典:性霊集‐七(835頃)奉為四恩造二部大曼荼羅願文)
    2. 「低頭(テイトウ)(〈注〉ヅヲサゲル)して息をつめ」(出典読本英草紙(1749)五)
    3. 「外交とは〈略〉識者に対して、歴史に対して、低頭して、叩頭して」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉附録)
    4. [その他の文献]〔後漢書‐梁鴻伝〕

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普及版 字通 「低頭」の読み・字形・画数・意味

【低頭】ていとう

頭を下げる。うなだれる。〔独異志、中〕の和、畿の令と爲る。常に一虎の人をするり。、檻(をり)を設けしめて二虎を得たり。曰く、人をするは低頭せよと。一虎低頭す。、之れをし、其の一虎は放去せり。

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