金巻(読み)かねまき

精選版 日本国語大辞典 「金巻」の意味・読み・例文・類語

かね‐まき【金巻】

  1. 〘 名詞 〙かなまき(金巻)
    1. [初出の実例]「かねまきしたる唐櫃に入りたる六韜(りくたう)兵法一巻の書を取り出だして奉る」(出典義経記(室町中か)二)

かな‐まき【金巻】

  1. 〘 名詞 〙(おけ)、樽(たる)などのまわりに金属製の輪を巻くこと。また、そのもの。金箍(かなたが)胴金(どうがね)。かねまき。〔類聚名物考(1780頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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