言論(読み)ゲンロン

デジタル大辞泉 「言論」の意味・読み・例文・類語

げん‐ろん【言論】

口で言ったり文章にしたりして思想見解を発表し、論じること。また、その論。「言論で対抗する」
「口もあれば筆もあるから颯々と―して」〈福沢福翁自伝
[類語]演説弁論遊説挨拶立会演説街頭演説スピーチテーブルスピーチ論ずる論議議論公論論弁論判談義あげつらう

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精選版 日本国語大辞典 「言論」の意味・読み・例文・類語

げん‐ろん【言論】

  1. 〘 名詞 〙 言語によって自分の思想を発表すること。また、その論。
    1. [初出の実例]「言論(ゲンロン)に過激あるにより理に於て穏かならぬ事あり」(出典:授業編(1783)四)
    2. 「口もあれば筆もあるから颯々(さっさ)と言論(ゲンロン)して」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐符融伝〕

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普及版 字通 「言論」の読み・字形・画数・意味

【言論】げんろん

議論。〔後漢書、符融伝〕後太學にび、少府李膺に師事す。膺、風性高、融を見る(ごと)に、輒(すなは)ち他の客をち、其の言論を聽く。

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