見解（読み）ケンカイ

デジタル大辞泉 「見解」の意味・読み・例文・類語

けん‐かい【見解】

物事に対する考え方や価値判断。「見解の相違」「見解を明らかにする」
[類語]意見・所見・考え・主張・説・論・所説・所論・持説・持論・私見・私意・私考・所思・見方・オピニオン（尊敬）貴意・高見（謙譲）愚見・卑見・私見・管見

けん‐げ【見解】

ものの見方や考え方。また、真理を見きわめる力。洞察力。
「世俗の―には堕ちぬ心の明鏡に照らして彼れ此れ共に愛し」〈露伴・五重塔〉

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精選版 日本国語大辞典 「見解」の意味・読み・例文・類語

けん‐げ【見解】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( 「げ」は「解」の呉音 ) 仏語。ものの見方、考え方。また、深く真理を見極める力。洞察力。
    1. [初出の実例]「まことの見解の出できて」(出典：撰集抄（1250頃）五)
    2. 「大俗にして是(かく)のごとき見解(ケンゲ)ある者にあらずといへり」(出典：談義本・成仙玉一口玄談（1785）五)
    3. [その他の文献]〔碧巖録‐一六則・本則〕
  3. ② ⇒けんかい（見解）

けん‐かい【見解】

  1. 〘 名詞 〙 ある物事についての価値判断や評価。意見。また、広く基本的なものの見方。けんげ。
    1. [初出の実例]「Kenkai(ケンカイ) ヲ コトニ スル」(出典：改正増補和英語林集成（1886）)
    2. [その他の文献]〔鶴林玉露〕

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普及版 字通 「見解」の読み・字形・画数・意味

【見解】けんかい

もののみかた。〔文史通義、五、古文十弊〕惟(おも)ふに時結し、深く腸腑を錮(とざ)す。んで一切の古書古を窺ふに、皆此れ時の見解なり。

字通「見」の項目を見る。

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