脈絡（読み）ミャクラク

デジタル大辞泉 「脈絡」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐らく【脈絡】

１ 血管。脈。
２ 物事の一貫したつながり。筋道。「話に脈絡がない」「説明に脈絡をつける」
[類語]系統・系列・係属・シリーズ・文脈・語脈・コンテクスト

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精選版 日本国語大辞典 「脈絡」の意味・読み・例文・類語

みゃく‐らく【脈絡】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 血管。脈。植物の葉脈、昆虫の翅脈等にもいう。〔書言字考節用集（1717）〕
    1. [初出の実例]「死する時は総身の骨節分離し、脈絡ことごとくゆるぶ」(出典：十善法語（1775）一)
  3. ② 物事の一貫した続き、つながり。筋道。
    1. [初出の実例]「此仁道脉絡相因、自然之機、而莫レ不二皆従レ愛出一也」(出典：古学先生文集（１７Ｃ後頃）三・仁説)
    2. 「不断でもなんの脈絡もないことで思い出すことが多い」(出典：日々の収拾（1970）〈坂上弘〉)
    3. [その他の文献]〔中庸章句‐序〕

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普及版 字通 「脈絡」の読み・字形・画数・意味

【脈絡】みやくらく

血管や神経の連なり。また、条理。〔中庸章句の序〕然る後此の書の旨、解し、絡貫し、詳略相ひ因り、細畢(ことごと)く擧がる。

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