床しい(読み)ユカシイ

デジタル大辞泉 「床しい」の意味・読み・例文・類語

ゆかし・い【床しい/懐しい】

[形][文]ゆか・し[シク]《動詞「行く」の形容詞化。心ひかれ、そこに行きたいと思う意。「床」「懐」は当て字
気品・情趣などがあり、どことなく心がひかれるようである。「―・い人柄」「古都の―・い風情
なつかしく感じられる。昔がしのばれるようすである。「古式―・い祭礼
好奇心がそそられる。見たい、聞きたい、知りたい、欲しいなどの気持ちを表す。
「五人の中に、―・しき物を見せ給へらむに」〈竹取
[派生]ゆかしがる[動ラ五]ゆかしげ[形動]ゆかしさ[名]
[類語]奥ゆかしい恋しい懐かしい物懐かしい慕わしい優雅優美高雅典雅風雅優形やさがた上品しとやかたおやかみやびやかみやび女性的エレガントドレッシー女らしい女女めめしい女くさい女振り女っ気婉麗えんれい優優典麗麗しい静淑優婉閑雅婉然楚楚そそ窈窕ようちょう端麗温雅物柔らか気高い気品雅趣高尚つつましいつつましやかしおらしい清雅高踏雅致﨟長ろうたけるみやびる端雅都雅やんごとない高貴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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