外縁(読み)ガイエン

デジタル大辞泉 「外縁」の意味・読み・例文・類語

がい‐えん〔グワイ‐〕【外縁】

外側のへり。外側にそったところ。外周。⇔内縁

げ‐えん【外縁】

仏語内側の直接的原因を外から助ける間接的な原因。縁。

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精選版 日本国語大辞典 「外縁」の意味・読み・例文・類語

がい‐えんグヮイ‥【外縁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 母方、または妻の親戚外戚
    1. [初出の実例]「爰に良正は偏に外縁の愁に就き、卒に肉親之道を忘れぬ」(出典:将門記(940頃か))
  3. 外側のへり。外まわり。外周。⇔内縁。〔五国対照兵語字書(1881)〕
  4. 夫婦離婚合意の下に別居している状態のこと。内縁に対していう。
  5. げえん(外縁)

げ‐えん【外縁】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。物事を生ずる直接的な原因を外から助ける間接的な原因のこと。いわゆる因に対する縁。⇔内因(ないいん)。〔勝鬘経義疏(611)〕

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普及版 字通 「外縁」の読み・字形・画数・意味

【外縁】がい(ぐわい)えん

外よりの欲望。〔宋書、謝霊運伝〕窮巖に幽棲し、外兩(ふたつ)ながらゆ。

字通「外」の項目を見る

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