同人(読み)ドウジン

デジタル大辞泉 「同人」の意味・読み・例文・類語

どう‐じん【同人】

同じ目的趣味を持っている人。同好の人。どうにん。「同人を募る」
どうにん(同人)1」に同じ。
[補説]書名別項→同人
[類語]仲間同輩朋輩ほうばい同僚同志メート同士常連一味一派徒党味方翰林盟友同腹相手友達友人ペンフレンドペンパル朋友友垣酒徒茶飲み友達ルームメート畏友知友知音親友心友仲良し良友悪友戦友校友同窓生学友同級生級友クラスメート同窓同期同期生同期の桜社友僚友寮友政友詩友亡友

どう‐にん【同人】

同一の人。また、前に述べた、その人。どうじん。
どうじん(同人)1」に同じ。
「あの山口と―で矢張り踏外し連の一人」〈二葉亭浮雲

どうじん【同人】[書名]

日本の俳誌。大正9年(1920)、青木月斗主宰して創刊。昭和19年(1944)、戦時下の俳誌統合の影響により廃刊。昭和21年(1946)復刊。月斗の没後は菅裸馬菅礼之助)が主宰を引き継いだ。

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精選版 日本国語大辞典 「同人」の意味・読み・例文・類語

どう‐じん【同人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じ人。どうにん。
  3. 当の人。前に述べたその人。どうにん。
  4. 同じ志の人。同好の人。なかま。どうにん。
    1. [初出の実例]「同人建議賖酒肴、相慶兼亦作三巳」(出典黄葉夕陽邨舎詩後編(1823)六・上巳渉大猪水作懐伊勢藤子文)
  5. 同門の人。
    1. [初出の実例]「雪ちる日同人東山に会して蕪村の遺墨を見る」(出典:俳諧・蕪村遺稿‐跋(1900)〈高安月郊〉)
  6. ( 同人とは会同の意 ) 易の六十四卦の一つ。 上卦は乾(天)、下卦は離(火・日)。天火同人ともいう。日が天にあって輝き、人々の目がこれに集まること。〔易経‐同人卦〕

どう‐にん【同人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. どうじん(同人)
    1. [初出の実例]「維摩・御斎・最勝是を三会といふ。日本国の大なる会これにはすぎず。講師は同人つかうまつる。終ぬれば已講といふ」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
  3. どうじん(同人)
    1. [初出の実例]「箕浦に面会、昔話をして新聞の事を尋ねて見れば、同人もちゃんと覚えて居て」(出典:福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生)
  4. どうじん(同人)
    1. [初出の実例]「第一回にチョイト噂をして置いたアノ山口と同人(ドウニン)で矢張り踏外し連の一人」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

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普及版 字通 「同人」の読み・字形・画数・意味

【同人】どうじん

同志。

字通「同」の項目を見る

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