しんねりむっつり(読み)シンネリムッツリ

デジタル大辞泉 「しんねりむっつり」の意味・読み・例文・類語

しんねり‐むっつり

[副](スル)態度性質などが陰気で、心に思うことをはっきりと言わないさま。「しんねりむっつり(と)した男」
[類語]陰気陰性内向陰気臭い内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦怯弱意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順従順温柔温良順良素直穏和おだやか物静かおとなしやか控えめ優しい・内向的・人見知りシャイ

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精選版 日本国語大辞典 「しんねりむっつり」の意味・読み・例文・類語

しんねり‐むっつり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 性質・態度が陰性だったり、鈍重だったりして、はきはきせず、無口なさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「裔一は平べったい顔の黄いろ味を帯びた、しんねりむっつりした少年で」(出典:ヰタ・セクスアリス(1909)〈森鴎外〉)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 はきはきせず、無口で煮えきらない陰性な性質。また、そういう人。
    1. [初出の実例]「あんな眼色(めつき)の人に限って〈略〉しんねりむっつりが多いものだ」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)

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