鶏合せ(読み)トリアワセ

デジタル大辞泉 「鶏合せ」の意味・読み・例文・類語

とり‐あわせ〔‐あはせ〕【鶏合(わ)せ】

雄鶏をたたかわせて勝負を競う遊び。古く宮中では陰暦3月3日に行われた。闘鶏とうけい 春》「春暑く素袍すはうに汗や―/蛇笏

にわとり‐あわせ〔にはとりあはせ〕【鶏合(わ)せ】

とりあわせ」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「鶏合せ」の意味・読み・例文・類語

とり‐あわせ‥あはせ【鶏合・鳥合・闘鶏】

  1. 〘 名詞 〙 雄鶏を蹴(け)合わせて勝負させる合わせもの。宮中では陰暦三月三日節句の景物として行なった。とりいくさ。《 季語・春 》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. 鶏合〈年中行事絵巻〉
      鶏合〈年中行事絵巻〉

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