雪雲(読み)ユキグモ

デジタル大辞泉 「雪雲」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ぐも【雪雲】

雪を降らせる雲。俗に、乱層雲のこと。 冬》
[類語]乱雲雨雲曇り雲霧雲雷雲夕立雲夏雲

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精選版 日本国語大辞典 「雪雲」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐ぐも【雪雲】

  1. 〘 名詞 〙 雪を降らせる雲。雪を含んでいる雲。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「はれるくもるふりもつづかぬ雪雲のあふさきるさに月ぞさえたる〈藤原良実〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)一八)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雪雲」の意味・わかりやすい解説

雪雲
ゆきぐも
snow cloud

を降らせるの俗称。1951年に世界気象機関 WMOが発足する以前の古い雲の分類法では雪を降らせる雲はすべてニンバス nimbusと呼んだが,現在 WMO技術規則にのっとり国際的に用いられている雲の分類法にこの術語はない(→雲形)。俗に雪雲といわれる雲は,乱層雲のことが多い。

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普及版 字通 「雪雲」の読み・字形・画数・意味

【雪雲】せつうん

雪ぐも。

字通「雪」の項目を見る

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