蓑蛾(読み)ミノガ

デジタル大辞泉 「蓑蛾」の意味・読み・例文・類語

みの‐が【××蛾】

鱗翅りんし目ミノガ科のガの総称。雄は主に黒褐色はねをもち、よく飛ぶ。雌は翅が退化してうじ状で、成虫になっても蓑の中で過ごし、雄の飛来を待って交尾・産卵する。幼虫ミノムシ

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精選版 日本国語大辞典 「蓑蛾」の意味・読み・例文・類語

みの‐が【蓑蛾】

  1. 〘 名詞 〙 ミノガ科に属するガの総称。はねの開張二~四センチメートルくらいの小形種。はね・体ともに暗褐色または黒色のものが多い。幼虫は「みのむし」で、袋をつくって中にすみ、上方の開いた口から頭や胸部を出して餌を食べる。雌は雄と異なり、はねはなく、幼虫型で袋の中にすみ、産卵するとまもなく死ぬ。オオミノガ・チャミノガなど日本には二〇種が分布し、農林業上の害虫となる種もある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「蓑蛾」の解説

蓑蛾 (ミノガ)

学名Canephora asiatica
動物。ミノガ科の昆虫

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