烙印(読み)ラクイン

デジタル大辞泉 「烙印」の意味・読み・例文・類語

らく‐いん【×烙印】

鉄製の印を焼いて物に押しあてること。また、その跡。刑罰として、罪人の額などに行った。
[類語]焼き印捨て印契印割り印検印消印合い印合い判朱印証印連判調印印鑑印章印判判子ゴム印スタンプ印形いんぎょう印影社印職印役印公印私印実印認め印三文判拇印

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「烙印」の意味・読み・例文・類語

らく‐いん【烙印】

  1. 〘 名詞 〙 鉄製の印を熱して物に押しつけること。また、その印のあと。刑罰として、罪人の額などに行なった。焼印。比喩的にも用いられる。
    1. [初出の実例]「古升に、宣字烙印の者あり」(出典:随筆・好古日録(1797)五二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「烙印」の読み・字形・画数・意味

【烙印】らくいん

焼印。

字通「烙」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の烙印の言及

【火印】より

…公示を目的とし,または刑罰の一種として,金属を熱して人,獣の体におすこと,またそれに用いる金属具。焼印,焼判,烙印ともいう。律令制では隋・唐の五刑制度にならって人体に傷を加える肉刑を用いず,刑罰としての火印は行われなかった。…

※「烙印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android