揺動(読み)ヨウドウ

デジタル大辞泉 「揺動」の意味・読み・例文・類語

よう‐どう〔エウ‐〕【揺動】

[名](スル)ゆれ動くこと。また、ゆり動かすこと。動揺
「風は葉もなき万樹をふるいて…霜を含める空明に―し」〈蘆花自然と人生

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精選版 日本国語大辞典 「揺動」の意味・読み・例文・類語

よう‐どうエウ‥【揺動】

  1. 〘 名詞 〙 ゆれ動くこと。また、ゆらし動かすこと。動揺。
    1. [初出の実例]「詔曰、比者。遷都易邑、揺動百姓」(出典続日本紀‐和銅二年(709)一〇月庚戌)
    2. 「風は葉もなき万樹をふるひて飄々、颯々、霜を含める空明に揺動(ヤウドウ)し」(出典:自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉湘南雑筆)
    3. [その他の文献]〔史記‐季布伝〕

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普及版 字通 「揺動」の読み・字形・画数・意味

【揺動】よう(えう)どう

ゆれうごく。〔淮南子、精神訓〕耳目、聲色の樂にするときは、則ち五搖動して定まらず。五搖動して定まらずんば、則ち血氣滔(たうたう)して休せず。血氣滔して休せざれば、則ち、外に馳騁(ちてい)して守らず。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「揺動」の意味・わかりやすい解説

揺動
ようどう

ゆらぎ」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の揺動の言及

【ゆらぎ】より

…一般に平均量からの個々の値のずれ,または平均値の近くで変動する現象全体をゆらぎという。揺動ともいう。例えば,容器に入っている気体を考えると,その密度は平衡状態では通常どこでもいつも一定とみなされる。…

※「揺動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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