挿げる（読み）スゲル

デジタル大辞泉 「挿げる」の意味・読み・例文・類語

す・げる【▽挿げる／×箝げる】

［動ガ下一］［文］す・ぐ［ガ下二］はめ込む。差し込む。また、そのようにしてとりつける。「人形の首を―・げる」

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精選版 日本国語大辞典 「挿げる」の意味・読み・例文・類語

す・げる【挿・箝】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]す・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
  2. ① 器物に穴をあけ、糸、ひもなどを通して結びつける。糸を張る。ひもをつける。
    1. [初出の実例]「舟を刳(ゑ)り木に弦(ををスケ)て」(出典：大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点（850頃）)
    2. 「幸(さいはい)ここに藁も有鼻緒はわしがすげましょと、ふところのちり紙を取出せば」(出典：浄瑠璃・冥途の飛脚（1711頃）下)
  3. ② さし込む。はめこむ。
    1. [初出の実例]「一尺ばかりの矢に、きりのやうなるやじりをすげて、それに毒をぬりて射れば」(出典：宇治拾遺物語（1221頃）一二)

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