妙味(読み)ミョウミ

デジタル大辞泉 「妙味」の意味・読み・例文・類語

みょう‐み〔メウ‐〕【妙味】

なんとも言えない味わい。非常にすぐれた趣。醍醐味だいごみ。「すぐれた作品のもつ妙味
いいところ。うまみ。「妙味のある商い」
[類語]おもむき風情気韻風韻幽玄気分興味内容興趣情趣情調情緒風趣風格余情余韻詩情詩的味わい滋味醍醐味だいごみ雅味物の哀れポエジーポエティックポエトリーロマンチックメルヘンチックリリカルセンチメンタルファンタジックファンタスティック幻想的夢幻的神秘的ドリーミー感傷的

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精選版 日本国語大辞典 「妙味」の意味・読み・例文・類語

みょう‐みメウ‥【妙味】

  1. 〘 名詞 〙 非常にすぐれた味。また、いうにいわれないおもむき。うまみ。妙趣
    1. [初出の実例]「心慕善因戒乗、口嘗妙味葷羶」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)五・伝聞我道英才賀筭道善博士九十年筭之詩会不堪情感聊成諷吟而已〈藤原茂明〉)
    2. 「一物もなきをたまはるこころこそ本来空の妙味(メウミ)なりけり」(出典:咄本一休咄(1668)一)
    3. [その他の文献]〔晉書‐王接伝〕

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普及版 字通 「妙味」の読み・字形・画数・意味

【妙味】みようみ

妙趣。

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