増減(読み)ゾウゲン

デジタル大辞泉 「増減」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐げん【増減】

[名](スル)数量がふえたりへったりすること。また、ふやしたりへらしたりすること。「定期的に水かさが増減する」
[類語]差し引き加除プラスマイナス

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精選版 日本国語大辞典 「増減」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐げん【増減】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そうげん」とも ) ふやすこととへらすこと。また、ふえることとへること。
    1. [初出の実例]「神戸当籍張、无増減、依本為定」(出典続日本紀‐養老七年(723)五月己卯)
    2. 「大海の潮の時に随て増減し」(出典:日蓮遺文‐新尼御前御返事(1275))
    3. 「性分によって多少の増減はあるが」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八)
    4. [その他の文献]〔新唐書‐食貨志〕

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普及版 字通 「増減」の読み・字形・画数・意味

【増減】ぞうげん

増損。〔後漢書、劉隆伝〕是の時、天下の墾田多く實を以てせず、口の年紀、互いにり。(建武)十五年、州郡に詔下して其の事を檢覈(けんかく)せしむ。刺太守、多く均ならず。

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