ずば抜ける(読み)ズバヌケル

デジタル大辞泉 「ずば抜ける」の意味・読み・例文・類語

ずば‐ぬ・ける【ずば抜ける】

[動カ下一]普通のものよりずっとすぐれている。群を抜く。ずぬける。「―・けた記憶力」
[類語]ぬきんでる図抜ける飛び抜ける抜け出る卓抜卓出卓越卓絶逸出素晴らしい素敵すてき見事みごと立派最高絶妙秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つ抜群群を抜く並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人跣くろうとはだし超人的めぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない

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精選版 日本国語大辞典 「ずば抜ける」の意味・読み・例文・類語

ずば‐ぬ・ける【ずば抜】

  1. 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙
  2. ふつうの程度よりも、ずっとすぐれる。群を抜く。
    1. [初出の実例]「星の親ぢのずばぬけしを、見るより見性したまいて、三世・浄土をぶったてて、仏道なりと名をつけて」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)上)
    2. 「まあ、貴方のはずば抜(ヌ)けて大きいわね」(出典茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉独帝への進物)
  3. 言いにくいことなどを、ずばりと言う。
    1. [初出の実例]「と斯うずばぬけて打出されると」(出典:くれの廿八日(1898)〈内田魯庵〉四)

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