こき(読み)コキ

デジタル大辞泉 「こき」の意味・読み・例文・類語

こき

[接頭]動詞「こ(扱)く」の連用形から》動詞に付いて、その動作を容赦なく行う、はなはだしく行う、などの意を添える。「こきつかう」「こきおろす」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こき」の意味・読み・例文・類語

こき

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 手で強くこすりつけて撚(よ)ること。
    1. [初出の実例]「此竿は鮎をねらふのではない、テグスでやってあるけれども、うまくこきがついて順減らしに細くなって行くやうにしてあります」(出典:幻談(1938)〈幸田露伴〉)
  2. [ 2 ] 〘 接頭語 〙 ( 動詞「こく(扱)」の連用形から )
    1. 動詞の上に付いて、その動作の意味を強める。「こき入る」「こきさげる」「こき散らす」「こきむくる」など。
    2. 動詞の上に付いて、その動作を行なうのに、容赦なく行なう、むごくする、はなはだしくやる、の意を添える。「こきつかう」「こきおろす」など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「こき」の読み・字形・画数・意味

鬼】こき

魅。

字通」の項目を見る


【胡】こき

お供えの器。

字通「胡」の項目を見る


【瑚】こき

礼器

字通「瑚」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android