ありさま(読み)アリサマ

デジタル大辞泉 「ありさま」の意味・読み・例文・類語

あり‐さま

[代]《近世上方語》二人称人代名詞おまえさん。あれさま。
「いや、―に人の先祖あらためてくだされいといふか」〈浮・織留・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ありさま」の意味・読み・例文・類語

あり‐さま

〘代名〙 (「われさま」から転じた「わりさま」の変化した語) 対称。近世庶民階級の用語で、対等、またはそれ以下の人に対して用いられた。あれさま。
浮世草子好色五人女(1686)一「ありさまにきん玉が有かと船中声々にわめけば」

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